活躍するスポーツ選手たち
F1の魅力
私がF1を見るようになったのは、10年くらい前からです。
きっかけは史上7人目の日本人フルタイムF1ドライバー佐藤琢磨でした。父親が弁護士、母親が元舞台女優というだけあって、端正で知的な雰囲気の琢磨にすっかりはまってしまったのです。BAR時代のチームメイト、ジェンソン・バトンも素敵なイギリス紳士で、当時はこの2人に夢中でした。
そんな不純な動機から見始めたF1でしたが、見ているうちにだんだんとレースそのもののおもしろさにもはまっていきました。給油とタイヤ交換の駆け引き、コース上でのオーバーテイクなど、わくわくするシーンが盛りだくさんで、深夜の放送にも関わらず、毎回終わるまでかじりついて見ていました。
昔、プロレスやボクシング好きの父親の影響で格闘技を見るのが大好きだったのですが、私にとってF1は格闘技を見ているような感覚にしてくれるスポーツです。息をのむような接近戦でギリギリのところをすり抜けていくオーバーテイクシーンは本当に手に汗を握ります。
あと、毎年変わるマシンデザインも楽しみのひとつです。アロンソが在籍していた頃のルノーの水色と黄色のマシンカラーが今までで一番好きな車ですが、今年はどんなデザイン、カラーリングだろうと待つのも楽しいものです。残念ながら2012年のマシンデザインはあまり美しくないという噂ですが、2011年から給油がなくなって、ガソリンをたくさん積まなくてはいけなくなってから、スマートさに欠けるデザインになってしまいました。
バトンがホンダ在籍時、参戦113戦目のハンガリーGPで待望のF1初優勝を飾った時には、表彰式で思わず涙が流れました。ホンダのスタッフ、ブリジストンのスタッフも抱きあって泣いていましたが、本当に感動しました。
佐藤琢磨は不遇のうちにF1を去ることになってしまいますが、佐藤琢磨がいなくなっても、F1の魅力そのものに取りつかれてしまったので、ずっと見続けています。ブリジストンもホンダもトヨタもF1を去ってしまい、すっかり寂しくなりましたが、いつの日か日本企業がF1に戻ってきてくれることを願ってやみません。